掘削機の圧力センサーと圧力スイッチの動作原理

掘削機圧力センサー

コマツの圧力センサーを図 4-20 に示します。圧力入口から油が入り、油圧検出器のダイヤフラムに圧力がかかると、ダイヤフラムがたわみ変形します。測定層はダイアフラムの反対側に取り付けられており、測定層の抵抗値が変化してダイアフラムの曲率が出力電圧に変化し、その電圧が電圧アンプに送信され、電圧がさらに増幅されます。その後、電気機械コント​​ローラー (コンピューターボード) に送信されます。

掘削機センサー

図4-20

 

センサーにかかる圧力が高くなるほど、出力電圧も高くなります。感知圧力に応じて、圧力センサーは通常、高圧センサーと低圧センサーの2種類に分けられます。高圧センサーはメインポンプの出力圧力と負荷圧力を測定するために使用されます。低圧センサーはパイロット制御システムとオイルリターンシステムで使用されます。

圧力センサーの一般的な動作電圧は 5V、9V、24V などです (交換時には区別に特別な注意を払う必要があります)。一般に、同じマシン上の圧力センサーは同じ電圧で動作します。圧力センサーの動作電流は非常に小さく、コンピューターボードから直接電力が供給されます。

 

掘削機圧力スイッチ

圧力スイッチを図 4-21 に示します。圧力スイッチはパイロット回路の圧力状態(オン/オフ)を検出し、コンピュータ基板に伝達します。圧力スイッチには、ポートに圧力がかかっていないときに回路が接続されているかどうかに応じて、ノーマリオンとノーマリーオフの 2 種類があります。圧力スイッチのモデルや部品が異なると、作動圧力とリセット圧力が異なります。一般に、回転装置および作業装置用の圧力スイッチは作動圧力が低く、歩行用の圧力スイッチは作動圧力が高くなります。

掘削機圧力スイッチ

 

図 4-21

 

 


投稿日時: 2022 年 6 月 19 日